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MPAシステム<水分野>

技術概要

MPAシステムは、排水処理プロセスから発生する余剰汚泥を可溶化して、余剰汚泥の発生を限りなくゼロに近づけることが可能です。

処理原理

MPA資材は特殊な通性嫌気性微生物が作り出す消化酵素とアミノ酸類、ミネラルを高度に凝縮した資材です。酵素を作り出す有用な嫌気性微生物は、活性汚泥処理システム内の微生物群と共生関係をつくり活性汚泥菌を活性化し、処理効率を向上させます。

特徴

  1. 1.余剰汚泥削減  

    ・・・従来活性汚泥システムにMPAシステムを加えることで有機物、BOD、SS成分をより効率的に分解。

  2. 2.維持管理コストの大幅削減  

    ・・・薬品類不要、汚泥引抜/運搬費用不要。曝気などの電力コストも省力化できる。

  3. 3.環境負荷の低減  

    ・・・処理施設からの悪臭を減少し、放流水中の窒素・リンも減少。水質向上効果。

  4. 4.簡単導入  

    ・・・既存施設を大幅に変更することなく導入可能。

用途例
  • ・農業集落排水処理施設
  • ・下水処理施設
  • ・畜産排水
  • ・産業排水(工業排水・食品工場排水)
  • ・コミュニティプラント
処理フロー

処理フロー図解

当社システムでは汚泥濃縮槽と汚泥貯留槽を汚泥分解槽して利用。汚泥を完全に無機化して流量調整槽へ返送するため、曝気槽への負担が増えない。

実施例
栃木県農業集落排水処理施設 矢板市沢地区
  • ・2006.5 導入
  • ・導入から現在まで汚泥の引抜きはありません
矢板市境林地区
  • ・2007.5 導入
  • ・導入から現在まで汚泥の引抜きはありません